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デフォルトモードネットワーク

最近の脳研究で、アイデアが出なくて困ったとき、何もしないでぼーっとした方がよいということがわかってきた。脳の各場所は、ぼーっとしていても、眠っていても、活動をやめたりはしていないのである。ぼーっとしてる時、脳はいつもの「20倍」の力で働いてるらしい。 

実は、無意識というのは、ぼーっとしてる時しか働かないのだという。

目の前の作業とは無関係なことを考え始めてしまい、心ここにあらずの状態になることを「デフォルトモードネットワーク」と呼ぶ。デフォルトモードネットワークの時、外見はぼーっとしてる様にみえるが、脳はぼーっとしていなくて活発な活動をしている。内実は、内的思考と外的思考の切り替えに関係しているネットワークのことである。つまり、デフォルトモードネットワークが活性化していると物理的に周りの世界で起こっていることを意識していない。

脳の消費エネルギーのうち、意識的な活動に費やされるのはごくわずかで、大半は意識とは無関係に働いている。脳が使うエネルギーは、意識活動5%、脳細胞の維持・修復20%、無意識活動に75%。

では、普段の「20倍」の力で、脳は何してるのかというと、ぼんやりとしているときには脳内にあるネットワークが生まれていて、複雑な難しい問題の分析・考察をつかさどる脳の部分が、「自己認識」「記憶」「情報の統合」など重要な機能を担っている。事前にきちんと準備をし、解決しようという前向きな姿勢が、ある瞬間「これだ!」のという閃きにつながる。

余計なことを考えず、積極的にぼんやりできる事が重要なため、インターネットはやらないほうがよい。インターネットは、逆に意識を刺激するので、インターネット依存は、脳のデフォルトネットワークモードを乱すといわれている。
逆に音楽は効果がある。好きなジャンルの曲を聴いている時、脳ではデフォルトモードネットワークが活性化されていることが分かってる。音楽のジャンルの違いや歌詞の有無に関わらず、それが好きな曲である限り結果には一貫性があった。

何もしない一人の時間を持つということは大切なことである。デフォルト・モード処理や内省を促すための方法は、瞑想、積極的に歩く、昼寝をするなど、いくつかある。一定の時間を「何もしない時間」にして、その間は考えごとや空想、内省をするのに自由に使ってかまわないとする。

「人間の問題はすべて、部屋で1人静かに座っていられないことに由来する」
1人でただ静かに座るということは、内面を見つめている時の思考こそが人間を形作っているからである。ルイスC.K.によれば、「1人きりで、何もしないという能力を築かなければならない。携帯電話が奪っているのはまさにそれ、ただそこに座っている能力なんだ。それこそ人が人であるということなのにね」と。

ひっきりなしに自分の外側に注意を払い、外からやってくるものを吸収し、忙しくしていたら、1人でじっくり考える時間を持つのは不可能である。自分自身の思考とのつながりが断たれてしまったら、自分が一体何者なのか、それすらもわからなくなってしまうだろう。

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