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「学べない会社員」が陥る堂々巡りの本質的課題

人が自分と現在勤めている組織との関係を見るときには、「4種類の利益」を意識する。

1つ目は「感情的利益」。職場で感情的なサポートをどれだけもらっているかを指し、いやがらせや叱責によって、社員の感情的利益がマイナスになるなど。

2つ目は「社会的利益」。その職場にいることで得られる、対外的な印象や社会的地位で、「就職していると親や家族が安心する」という考え方など。

3つ目は「経済的利益」。働きに見合った給料をもらっているかどうか。サービス残業続いたりするとこの利益は少ない。

4つ目は「機会利益」。今の職場にいるからこそ得られる利益で、「その職場以外では得られにくいもの」こと。ノウハウや知識が専門的であるほど、機会利益は大きい。


人はこれら4つの利益を評価する。

心理学のでは、「○○できる」というように「加算的」に物事を捉える傾向を「プロモーション志向」とよび、逆に「○○できない」と「減算的」に物事を捉える傾向を「プリベンション志向」と呼んでいる。プロモーション志向かプリベンション志向かは、もちろん人によって違うし、状況によっても異なる。一般的には、日本人が米国人と比べてプリベンション志向であることは、心理学実験で証明されている。プリベンション志向の日本人は、「これから得られるもの」よりも「これから失うもの」に目が行きやすい。

重要なことは、社会的利益ではなく、機会利益で得たスキルが必要ということだ。
機会利益は、RPG(ロール・プレイング・ゲーム)の「経験値」「攻撃能力」「武器」のように、職場で使うことのできる資源となり得ので、そのことを自覚せずに今の職場で学ぶ機会を逃していては、次にはつながらない。

自分がこれまでの仕事を通して得た「機会利益」は何か、リストアップしてみるといいかもしれない。それは「自分だからこそ会社にできる貢献」につながる。現在の職場が「機会利益」をどれだけ提供しているのかも、同時に考えてみるといいかも。場合によっては、それが自分の将来を左右するからだ。
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