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黒部川第二発電所と目黒橋

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関西電力の黒部川第二発電所(通称:猫又発電所)
昭和11年に建設された鉄筋コンクリート造の発電所である。山口文象の設計で、周囲の景観に配慮し、デザイン的に優れた歴史的建造物。下部擁壁は、平成7年7月豪雨の後に新しく造られた。


目黒橋
形 式: フィーレンデール
橋 長: 75 m
最大支間長: 29.3 m
完 成: 1934年(昭和9年)
黒部川を横断して発電所に進入する長さ約75mの鉄道橋で昭和9年に建設された。近代日本では2例しかないフィーレンディール橋のひとつで、発電所との対比が見事な歴史的構造物である。
実は、かつてこの橋の下に猫又ダムがあった。
橋脚と思われるところは、実はダムのゲートピア。ゲートピアには、ローリングゲートのあとの溝がある。
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災害前の猫又堰堤
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出典 「雀の社会科見学帖」の夜雀様のサイトより
猫又堰堤 見学 その1
http://yosuzumex.daa.jp/dam/nekomata/nekomata_01.html

「ローリングゲートを備え、
発電所側の左岸には魚道と流木路
滑らかで緩やかなエプロン
右岸には下流の柳河原発電所に送る水を取り込む取水口と沈砂地などの設備があったようです。」(抜粋)

堰堤とは、川水を他に引いたり、流れを緩やかにするために築かれる堤防。ダムより小規模。



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目黒橋の後方には、「ねずみ返しの岸壁」がそびえている。
ねずみを追いかけた猫もまた引き返したというお話から、猫もまた≒猫又という地名になったようだ。
平成7年7月豪雨大災害発生。豪雨災害の前は、10m近く低い所に川が流れていた。
河川全体を掘り下げることが困難なために、右側を流れる黒部川と、左側の発電放水した流れとに分けられていて下流で合流している。

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このトンネルのような構造物は「埋め戻し工」と呼ばれている。
猫又谷が崩壊し土砂が線路も押し流したので、巨大なボックスカルバート構造で中を鉄道が通れるようにした。

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黒部川第二発電所は、建物内部に3台のフランシス水車発電機が設置されている。
黒部川第二・新黒部川第二発電所で使用した水を、下流の音沢発電所および新柳河原発電所に送水している。
新黒部川第二発電所の発電設備は地下にあり、黒部川第二発電所のやや上流にある。
平成7年の災害で放水口が埋まってしまったので、下流に新黒部川第二発電所の新しい放水口を作った。


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